建設業経理2級 試験前日
いよいよ明日が試験ということで、全体的なおさらい
ケアレスミスしやすいところをまとめる作業
1.本支店会計
・内部利益の算出
①問題文のカッコ内(うち本店仕入れ分)を足した金額÷(100+利益加算率)×原価率
もしくは、
②本店仕入れ分を足してた金額−(100+利益加算率)=内部利益率
計算は②が簡単ですが、電卓で計算するのは①が簡単なので①を推奨
検算として②も使用
・本店勘定残高の算出
当期首よりA支店を独立会計単位とする本支店会計を採用した。期首において、現金¥56,000、材料貯蔵品¥23,500、機械装置¥75,800、工事未払金¥87,300、機械装置減価償却累計額¥52,700、未成工事支出金¥682,000をA支店に振り替えた。このとき、A支店の本店勘定の残高は¥( )である。
→この場合は、T勘定を書いて、借方と貸方に分けてみる
どちらにくるかわからない時は、第5問の精算表を参照すると良い
貸借の差額が答えとなる。
・工期が複数年の場合の完成工事高の算出
1.前期より工事進行基準を適用している場合
①総工事原価見積額の変動がない
請負金額×当期工事原価発生額/総工事原価見積額
②総工事原価見積額が変動する
総完成工事高−前期の完成工事高
・総完成工事高=請負金額×(前期工事原価発生額+当期工事原価発生額)/新しい総工事原価見積額
・前期の完成工事高=①の工事原価発生額を前期の金額にする
2.前期は工事進行基準を適用していないが、当期より適用することになった場合。
請負金額×(前期の工事原価発生額+当期の工事原価発生額)/総工事原価見積額
3.完成基準を適用している場合
当期は完成工事高は0
当期の工事原価発生額は未成工事支出金となる
※問題文に工期3年と出題されることが多いが、2年3か月などと期間が端数でも、計算方法は同じ。惑わされずに、1年基準で考える