建設業経理士2級 第17回 第2問
(1)加重平均法で計算した平均耐用年数の算出法
機械装置A:取得原価1,000,000円÷耐用年数5年(残存価額0円)=200,000
機械装置B:取得原価3,200,000円÷耐用年数8年(残存価額0円=400,000
取得原価合計4,200,000円÷減価償却費合計600,000=7年
機械装置が複数の場合は、それぞれの減価償却費を算出して、取得原価合計(-残存価額)÷減価償却費で平均耐用年数を算出する
(2)BOⅩにして金額を入れ込むだけ
(3)前期末貸倒引当金72,000円
前期:完成工事高に係る完成工事未収入金16,000円
前期に計上した貸倒引当金はあくまでも前期分の貸倒にしか利用できないので、72,000円̠−16,000円=56,000円が今期末の決算整理前の金額
売上債権残高2,850,000円に対して2.5%の貸倒引当金を設定するので、決算整理後の貸倒引当金は71,250円
71,250円(整理後)−56,000円(整理前)=15,250円を貸倒引当金繰入額とする
(4)前期は「成果の確実性が認められない」ということで当期から工事完成基準を適用するので、
請負金額25,000,000円×(前期の工事原価発生額3,500,000+当期の工事原価発生額14,500,000)/総工事原価見積額 25,000,000=当期の完成工事高 20,000,000となる
※前期から「成果の確実性が認められた」場合は、前期分の完成工事高を差し引く
成果の確実性が認められたのがいつからかを見極めることが重要