建設業経理士2級 文章問題 原価の基礎的分類
・原価は、最終的には、生産物別の原価を算定する必要があるから、その最終生産物の生成に関して、直接的に認識されるか否かの基準によって、直接費と間接費に分類される。
・原価は、最終的には生産物ごとにこれを算定する必要があるから、建設工事原価は工事直接費と工事間接費に分類される。
→「計算対象と関連性分類」
・一般的な建設工事では、材料費のように工事進捗度に応じて発生するものや、現場事務所経費のように会計期間において工事進捗度と関係なく一定額が固定的に発生するものがある。
・工事の出来高に比例的に動く原価を変動費という。これに対して出来高にかかわらず変化しない原価を固定費という。
→「操業度と関連性分類」
・建設業では、一般的に工事原価を管理するための実行予算の作成に際しては、工事種類(工種)別に原価を区分して集計する方法が採用されている。
→「作業機能別分類」
・会計上の取引を第一次的に分類集計する際に最も適切なもので、財務会計における費用の発生を基礎とする分類である。
・建設業法施行規則における完成工事原価報告書では、「材料費」「労務費」「外注費」「経費」の勘定科目に分類することが定められている。
→「発生形態別分類」